”成功したければ、成功者の真似をすればいい”
という考えは基本ですよね。
ですが、そうやって素直に成功者の真似をしても、上手くいかないことって多いですよね。
私も、成功者の真似をしてもなんだか上手くいかなかった経験があります。
その時は、なぜダメだったのかわかりませんでした。
でも今思えば、上手くいかなかった原因はコレじゃないかと思うのです。
それは、
『本当の自分ではなく、他の誰かになろうとしていた』
ということです。
目次
素直に成功者の真似を実践!だけど、いい結果は出なかった
短期間ですが、ある女性起業家に学ばせてもらったことがあります。
鞄持ちとか1対1ではなかったですが、まあまあ近いところで学ばせてもらいました。
その女性起業家さんは、いわゆる、成功者と呼べる人です。
もの凄くお金も稼いでいて、海外旅行にもたくさん行っていて、ファンがたくさんいました。
とにかく稼ぎたい!成功したい!と思っていた当時の私は、「私もその人のようになりたい」と思いました。
だから、
同じ服装をして、
同じポーズをとって、
同じように振舞って、
同じビジネス手法をやって・・・
と、教えられたことを素直に実践していきました。
けれど、半年ぐらい続けましたが、自分が望むような結果は出ませんでした。
本当に自分の好き嫌いを無視して真似るべき?
正直真似してて、しっくり来ない部分があったのですが、好き嫌い言わずに素直に真似るのが正解だと思っていたんです。
それが私にとっての罠だったように思います。
先ほど書いたようにいろいろ真似ましたが、服装は特に意識していました。
服装で大分イメージ変わりますからね。
その方は、華やかセレブ系というのでしょうか。
私よりも年上の女性たちが好みそうな系統でした。
確かに素敵だと思うし私の好みの路線と似ているけど、私の好みをカスっているような感じでした。
なんと言えばいいかわかりませんが、”一つ隣”というか・・・。
でも、私は少しでも成功したかったので、その系統の服に変えていきました。
だって、それでその人が成功しているんですから。
服を買いに行くと、
自分がコレいい!これ好き!これ着たい!
と思って選ぶのではなく、
その女性起業家の系統の服を最初にイメージして、
その系統に当てはまる服はどれかな~と探して、
その中から自分の好みに一番近いものを選ぶようにしました。
また、その方はロングドレスが好きなのか、ことあるごとにイベント時には、”ロングドレス着用”をアナウンスしていました。
後のことを考えるともったいなくて、ロングドレスは用意しようと思えなかったのですが、
ロングドレスの人たちに馴染めるような小奇麗なワンピースを買って用意しました。
当時の私は、これで成功するんだ!飛躍するんだ!と信じていたのです。
無意識のうちに他人軸になっていた
今だから気付けますが、
これ完全にズレてますよね?
自分軸になっていません。
完全に軸が”女性起業家”になっています。
自分の好きな系統と同じであったり、好きと思えるのであれば、もちろん何も問題ではありません。
一番先に他人の基準が来ているのが問題なのです。「まず成功者の服の系統にあてはまる服を探して~」って。
そんなの自分の素直な感情(これ着たい!これかわいい!これほしい!)からの選択ではありません!
本当はどう思っている?本音は?
表にこそ出しませんでしたが、正直なところ本当はどう思っていたか振り返ると、私の本音はこうでした。
- こういう服、素敵だけど街中でちょっと浮くような・・・。
- 正直、たまには自分が着たい!って思う服着たいな。(自分の基準で服を選びたい)
- ロングドレスなんて20代前半の頃に着まくったから、今着たいとは思わないんですけど・・・
本当は、「自分の好みじゃない!」って心が言っていたんです。
そんな本音に気づいてはいたけど、”成功者の真似が大事だから”と、見て見ないふりをしていました。
心の声を隠しても周りに伝わってしまっていたのかもしれない
そういうのが、周りに伝わっていたのだと思います。
楽しそうに笑っていても、心からの笑顔じゃなかったんだと思います。
もちろん、自分では心から笑っているつもりでしたけどね。
よく漫画でありますよね?(最近の漫画は見てないのでわかりませんが)
女の子が、無理して笑顔作ってる場面の絵。
例えるなら、あんな感じです。
そういうのが無意識のうちに、リアルでも周りに伝わっていて、写真や動画など画面を通してでも伝わっていたのだろうなと思います。
だから上手くいかなかったのだと思います。
成功を意識しすぎて、他の誰かになろうとしてしまっていた
当時の私は、成功したい!と意識しすぎて、「自分の心」よりも「成功者の真似」の方を大事にしてしまっていました。
それは、本当の自分を輝かせるのではなく、他の誰かになろうとしていたのだと思います。
自分ではない誰かになれば成功するんだと、無意識レベルで思っていたのでしょう。
ですが、
本当の自分とは別の人になろうとするから、そりゃ上手くいかないのも当然です。
他の誰かになっても、それは着ぐるみを来ているような、”偽の衣”をかぶっているようなものです。
どんなにその人を真似しても、自分は自分です。
人はそれぞれ本来持っている良さがあります。
それを磨いていくのが大事なんだと、その後いろいろな経験を経てわかりました。
それに、無理しているような人より、自分の良さを磨いて心から輝いている人の方が人は惹きつけられるものです。
成功者を真似る時のポイント
だからと言って、決して「成功者を真似るのが悪!」と言っているのではありません!
成功者の真似をすることは、成功への近道です。
ただ、これがポイントかなと思います。
- やってみる
- 「なんか違うな」「しっくり来ないな」「気乗りしないな」「これ嫌」と思うものは無理してやらない
- やってみて、違和感を感じるなら手放す
まずは真似してやってみることです。
世の中には、やってみないとわからないものは多いですから。
でも、無理してやる必要はありません。
やってみて、
「なんか違うんだよなぁ」
そう思うなら手放した方がいいです。
継続が大事と言うけれど、自分の心とズレが生じたまま継続してもいい結果は出ないはずです。
それに、手放したとしてもそれはいい経験となるから大丈夫です。
大金を払っていたとしても、”勉強代”です。
「なんか違う」そういう自分の感覚や心を大事にした方がいいです。
実際私は、その女性起業家の真似を手放したらすごく心が軽くなりました。
ただ単に、服にこだわりがあるだけかもしれませんけどね(笑)
しかも、真似していた頃は、なぜかお金がポンポン出て行って底つきそうでした。
手放してからは、自分の心がいい!と思ったものを身に付けているからなのか、お金がポンポン出て行くこともなくなりました。
成功者の真似をすることは、自分が心から輝けるようになるために必要
成功者は、その方法でうまくいったかもしれませんが、あなたもそうとは限りません。
あなたがその人になろうとしても、あなたはその人ではないのです。
もし、成功者の真似をしているのに上手くいっていないのなら、本当の自分ではなく、他の誰かになろうとしているからかもしれません。
本当のあなたではなく、他の誰かになろうとしても上手くいくわけありません。
本当の自分とのズレは、周りに伝わってしまうのだと思います。
そもそも、自分を偽っている人より本当の自分を生きている人の方がキラキラ輝いていますよね!
成功者の真似をしてトライ&エラーを繰り返すことは、本当に心から自分が輝ける道を見つけるために必要なのだと思います。
真似して学ぶ。
違うと感じたら手放す。
その繰り返しが自分を成長させてくれ、その先に自分の成功が見えてくるのだと思います。
決して自分の心に蓋して、自分じゃない他の誰かになることではないと思います。
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