もえです!
「居心地悪くて環境のいいところに身を置きなさい。」
これは、私が少し関わった某ネットワークビジネスM社のセミナーで何度も言われていた言葉です。
当ブログで、そのネットワークビジネスの体験談が超人気記事になっているので、どこの団体かはわかるかと思います。
その人気記事に書いてあるように、
- なんか変
- 疑問
- 不信感
- なんか違う
私はそんな違和感を感じていました。
ですが、毎週のようにあるセミナーでスピーカーが毎回言うことは、
「居心地悪くて環境のいいところに身を置きなさい。」です。
”居心地悪く”って、今凄く違和感を感じて居心地悪いけど、この団体にずっと居続けた方がいいってことなの?
と、その言葉が違和感を感じていた私を、その団体に留まらせていました。
ですが、今言えることは、確かにこの言葉は間違いではありません。
むしろ、自分が圧倒的に大きく成長することができるマインドセットです。
間違ってはいないのですが、本当は誤解の招きやすい言葉でもあるんです。
なので、このマインドセットの意味を、心理的な部分も含めて細かく解説していきます。
目次
人は不快を避ける行動をとる
セールスの話でよく言われますが、人が行動するには2つの理由があると言われています。
- 痛みを避けたい欲
- 快楽を得たい欲
人間は、不快な状態を避けて、快な状態に近づくために行動する、ということです。
人間は怠けやすい生き物です。
居心地がいい状態であれば、ずっとそこに居続けます。
一方で、居心地が悪い状態であれば、そこから抜け出そうとします。
居心地が悪い状態というのは、不快な状態です。
今不快な状態であるなら、そこから快の状態になろうと行動します。
その時に負荷がかかるから、成長することができるんです。
居心地の悪いところから抜け出すから成長する
例えば、あなたがネットワークビジネスに取り組んでいるとします。
あなたはまだ、タイトルを獲れないながらもコツコツ活動していたとします。
でも、周りがどんどんタイトルアップをしていっています。
そんな状況の時、物凄く居心地悪くないですか?
- やばい!置いてかれる!
- このままでは自分はダメだ!
- 早くタイトル達成して称賛されたい!
となって、今以上に行動しまくると思います。
今以上ということは、今以上のエネルギーが要るということです。
行動量を上げたり、どうやったら成果が出るんだろう?と考えまくって、知恵を絞り出したりすると思います。
だから、成長することができるんです。
成功する人というのは、今の状態に不満を持っています。
こんなところから早く抜け出したい!今を変えたい!
と、早くその居心地の悪さを解消したくて、一生懸命に行動します。
その結果、大きく成長するんです。
不快に気付き快を考えることが重要
居心地の悪い(=不快な)ところに身を置いていたら大きく成長するのですが、
そもそも、
「居心地悪い!嫌だ!嫌だ!」
と言っているだけでは、全く何も成長しません。
上でも述べましたが、そこから抜け出す(行動する)=「快」に向かうから成長するんです。
ですので、不快だ!嫌だ!と感じたのなら、
「じゃあ、自分はどうなったらいいんだろう?どうなったら最高なんだろう?」
と考えることがとても重要なのです。
つまり、自分にとっての「快」を考えるということです。
自分にとって最高の状態=「快」が明確になるから、そこに向かっていくことができます。
「嫌だ!嫌だ!嫌だ!」とばかり言って、自分の最高の状態を考えない人は、いくら居心地の悪い環境にいても、何も成長しません。
「不快」を感じるから「快」に気付くことができる
「快」つまり、最高の状態、居心地がいい状態というのは、「不快」があるからこそ気付くことができます。
今特に何も感じていなければ、そこから抜け出そう!とか、現状をどうにかしよう!なんて思わないはずです。
”居心地の悪さ”を感じるから、
”嫌だ!”と感じるから、
”自分の最高の状態”、
”いい!”
に気付けるんです。
嫌だ!という感情が沸いたからこそです。
嫌だ!と感じるのは、言ってみれば”チャンス”です。
嫌だ!があるから、いい!がわかる。
ということは、居心地の悪い環境って自分をすごく成長させてくれる環境ってことですよね!
居心地の悪い環境の例
ネットワークビジネスではなく、日常でもありそうな例を挙げるなら、ブラック企業で働くサラリーマンです。
・毎日、始発から終電まで働き、残業代も出ず。
・休みの日も仕事の電話がかかってきて、気が気でない。
・連休なんて取れるわけがない。
・いつも上司からこっぴどく怒られてばかり。
・心身ともに疲れ果てている。
これ、完全に「嫌!」っていう状態ですよね?完全なる「不快」です。
なので、自分にとって「いい!」や「最高の状態」を考えます。
その人にとって「最高の状態」なら何でもいいのですが、例えば、
「起業して社畜から抜け出したい!!!」
と考えたとします。
起業するには、マインドセットからマーケティングやセールスやとにかくいろいろなことを勉強しなければなりません。
家族や周りの人に反対されたらそれも乗り越えなければなりません。
それらを経験し乗り越えるからこそ、人間成長することができるんです。
ブラック企業に居て「不快」を感じたからこそ、
次に「快」を考えたからこそ、
そして「快」に向かって行動したからこそ、です。
もし、「仕事だからしょうがないんだ、耐えるしかないんだ」と、心が「嫌だ!」と叫んでいるのに、それを無視していると、
現状は何も変わらないし、むしろカラダを壊してさらに悪い方向へと進んでしまいます。
今が嫌な状態なら、それをいい!に変えるのは、簡単なことではありません。
それでも、いい!に向かって行動するから成長し成功していくんです。
居心地の悪い環境というのは、自分の最高の状態を考えさせてくれて、いい状態へ向かわせてくれるというわけです。
違和感は潜在意識からのサイン
ただし、ここで注意しなくてはいけないのが、
- なんか変だな
- なんか違う
- 怪しい
- 変な感じがする
- 違和感がある
- 不信感
このような感覚は、潜在意識からの「そこは間違っているよ」のサインです。
「居心地の悪さ」からくる「嫌だ!」とは違います。
言葉では説明しにくいですが、「なんか嫌な感じ」という”感覚”です。
第六感とでも言うのでしょうか。
このような感覚を感じたら、その環境はあなたにとって良い環境ではありません。
居続けたとしても、良いことはないのですぐ去りましょう。
逆に、自分にとって良い環境ほど、直感でピン!とくるものです。
その見極めが最初は難しいかもしれません。
自分の感覚に意識を向けるようにするとわかってきます。
潜在意識からのサインだからこそ、その感覚に蓋をしてはなりません。
居心地悪くて環境のいいところとは
これらを踏まえて「居心地悪くて環境のいいところ」とは、どういうところかというと・・・、
「なんか嫌だな」という違和感を感じない。
むしろ、これだ!とピン!と来ている。
これが大前提にあります。
あなたがブログをスタートしたとしたら・・・
例えばですが、もしあなたがブログを始めたとして、勉強のために自分で探してコレだ!と見つけたブログコミュニティに入ったとします。
・入ってみると、メンバーさんは自分の何倍も先を行くブロガーさんばかり。
・自分は、サイトデザインも記事も見られるのが恥ずかしいレベル。
・ここに入ったのは間違いだったんじゃないか?と肩身が狭い。
これ、本当に居心地悪いですよね?
けど、すごくいい環境ですよね?
凄いと思えるブロガーさんたちばっかりですよ。
となれば、
自分も先輩メンバーみたいに凄いブロガーになるんだ!
と、努力しまくるはずです。
だから、レベルアップしていけます。
このような環境が、「居心地悪くて環境のいいところ」と言えるでしょう。
まとめ
居心地の悪さがあるから、自分の最高の状態を考えることができます。
居心地が悪いから、その最高の状態に向かおうと行動します。
今の状態が居心地悪いということは、最高の状態へは簡単に変われることではないでしょう。
多少なりとも負荷がかかります。
だからこそ成長できるんです。
ただし、「居心地の悪い」とは、決して「違和感や不信感、なんか違う」という意味ではありません。
むしろ、「違和感やなんか違う」を感じたら絶対に違うので、早いとこ去りましょう。
「違和感や不信感、なんか違う、なんか嫌な感じがする」という”感覚”は、潜在意識からの「そこは間違ってるよ」のサインです。
これが重要ポイントです。
多くの人が、「おかしいんじゃないだろうか?」という違和感を感じるような環境で、このマインドセットを言ってしまうと、誤解を招きやすいのです。
以前の私のように、「なんか嫌だな、違和感がする」という大事なサインに蓋をさせることになってしまいます。
なので、このマインドセットを言うなら、説明が必要だと私は思います。
特に、副業初心者が集まっているならなおさらです。
誤解さえ招かないようにしたら、この言葉は最強のマインドセットです。
自分をレベルアップさせてくれるような居心地の悪い環境にどんどん身を置いて、成長していきましょう。
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